ネパールにてヒマラヤトレッキングに行って来ました。
標高5550mエベレスト展望台と言われているカラパタへ12日間かけて
まったくの未経験である4000m5000mを経験することになるのですが
まず4000mを越えた時点で町ではあんなに軽く感じたリュックがまるで別物のように重く感じた。
足が全然進まなくなり、息切れも激しく、宿についてからも寒さで夜中に何度も目が覚めた。
5000を超えると宿に着いてからも若干苦しかった。
そしてカラパタ到着予定日、朝7時に出発してバックを宿に預けてのスタートだったにもかかわらず、昨日以上に足が進まない。
一歩一歩が苦しくて半歩ずつがやっとだった。苦しすぎて「全然楽しくない!!」と何度も独り言を言ったのを覚えてる。
何時間歩いたかはわからないけどカラパタ頂上まで残り約200mの所で急にフッと体の疲れと息切れをあまり感じなくなった。
代わりに妙に眠い、歩いているはずなのに目を閉じてしまいたくなるような眠気だった。
ガイドのラクパにそのことを伝えると、危険だから下山しようと言う。
しかしカラパタの頂上はみえているのにここで引き返したらこの先ずっとモヤモヤを引きずって旅を続けることにちなる。
ラクパにあと少しだけと交渉し、登頂を再開した。
そこからはこのトレッキングに来てから最も最悪な時間だった。
蛍光灯がプツンと消えるように自分の意識が飛んでしまいそうな妙な怖さにずっと付きまとわれいたし、実際「マズイ」と思わせる状況もあった
一日に高山病で最低2人以上はヘリで運ばれている。毎日ヘリコプターが飛ぶのを見た。絶対アレには乗りたくない!!
とにかく意識をたもたないと…自分に言い聞かせて200m上がるのに1時間以上かかりなんとか、やっとの思いでカラパタに登頂した。
登頂した時はただただ嬉しい!とすごい!とゆう言葉しか浮かばなかった。今まで自分が見て来たどの景色よりも段違いにスケールが違いすぎて自分がここにいるとゆうことが少し信じられなかった。
そしてこのさらに上の8000m以上に立ってしまう人が同じ人間に何人もいるなんてもっと信じられない
でも今回僕は自分の限界を一歩超えられたと思うし、諦めなかったことでまた少し自分を信用することができた
ラスト200m、諦めなくて本当によかった!でもできれば二度と5000mより上には登りたくない。
ちなみにカラパタ登頂後、ガイドのラクパが高山病と風邪でヘリコプターで運ばれていきました。
僕はたまたまルートとスケジュールが似ていたシンガポールのグループに混ぜてもらい一緒に下山。
彼らのグループも始め9人の内3人がヘリを呼んだそうだ。一緒にカトマンヅまで戻りその後は夜中まで大富豪をしてワイワイしたりショッピングをしたりなんだか久しぶりに修学旅行にでも来たような気分だった。
彼らは昨日シンガポールに帰っていき、僕はとゆうと29日にカトマンヅに来てくれる彼女を心待ちにしています。
とりあえず今日はロッククライミングに行ってきます!!トレッキング中もロッククライミングのことが頭から離れなかった。楽しみ!
でわでわみなさん良いお年を!
